前回の
クレジットカードの見直し(動機編)に引き続き、クレジットカードの検討です。
まずは、作戦。
乗り換え先のカードの選択。
- 一般カードでもいいんじゃない?
ゴールドカードのメリットがあまり感じられなくなった今、ちょっとした自己満足の優越感も、収入激減の今、そんな贅沢は言ってられない。 - カードも新規入会キャンペーンとかやってるから、チョコチョコ乗り換えたほうがお得でないかい?
ということで、長く使うだけでなく、ある程度で切り替える事も考慮に入れて、カードを選択し、乗り換えていく作戦です。(チョコチョコといいつつも最低でも1~2年は使うつもりですが)
これは、既存客をないがしろにするカード会社に対する消費者としての防衛策。携帯各社のNMP合戦とも通じるものがありますね。 - 一度にたくさんのカードはいらない。ある程度絞り込んでせいぜい3枚程度に抑える。
年会費無料で入会時にキャッシュバックやら特典やらありますが、あわててあちこちのカードに入会するのは早計でしょう。いくら使ったらとか、ポイントがいつまでとかの制限があって、結果無駄使いをしてしまう可能性が大
また、2の新規入会キャンペーンとかも(時期により多かったり少なかったりしますが)まぁ大体ずっとやっています。
大体、カードたくさんあってもどれ使えばいいのか悩んだり、ポイントが分散してかえってお得でなくなったりしてしまいます。 - 入会金・年会費が無料のカード、または条件により無料になるカードを使う。
これは、多少のメリットがあっても、年会費で相殺されてしまうので、損得勘定で年会費をかけない事がまずは第一です。
年会費無料のカード以外でも、年XX回以上使うとか、年XX万円以上利用とか、リボ払い専用カードとか(リボ払いの金額を限度額いっぱいにすれば1回払いと同じとか)、色々条件があったりするので、確実にクリアできるかは大事です。 - メインカードを決める。
これは、色々なクレジットカード比較サイトでも言われている事ですが、やはり集約したほうがお得なカードが多いし。ポイントだけでなくいろいろチェックしたり考えたりせずに収支を一括で把握できるというのも、大きなメリットです。 - 乗り換え先カードが決まったら、アフィリエイトや優遇キャンペーンをしっかりとチェックする。
私の場合は、まず、現状カードでどれくらい支払いしているか(毎月とか年間トータル)、今支払っているものでカード払いにどれくらいできるかをしっかりと把握して優遇キャンペーンやアフィリエイトやポイント還元サイトでのバックを含めて、シミュレーションしてみて検討しました。
乗り換え先カードへの切り替え
- 乗り換え先カードが到着したら、現状のカード払いになっているものは速やかに切り替える
これは請求日等により、引き落とし日が2ヶ月先とかになってしまうため、中途半端なポイントになってしまうのを避けるためです。
最近ではほとんどがネットで切り替えができるので便利です。
毎月の公共料金(携帯代、電話代、ガス代等)、あと忘れがちなのが、年払いにしていたものです。一年分の明細をチェックして忘れているものがないかを確認しておきます。 - 年払いで割り引きできるものは年払いで
NHKの受信料とか、ベネッセの通信教育とか、年払いの方がお得ですから毎月払いにしていなで年払いで。
この際、出費は痛いですが、どうせ利息も大して付かない貯金を下ろしてでも、年払いに切り替えるのが手ですね。 - 現在銀行引き落としや振込みにしているものをカードに切り替える
カードに切り替えられるものがあるはずです。銀行振り込みからカード払いに切り替えられないか検討して見ましょう。この時気をつけるのは、銀行の口座振替だと割引があるものがあります。水道(地域によって違う?)と電気(東京電力)は銀行振り込みの割引で105円引きになります。支払い額をみながらカードのポイントやその他の優待などとのバランスでカード払いにするかを決定します。
現在利用中のカードの解約(特に年会費のかかるもの)
引き落としの停止手続きやカード支払いの停止
まずは、前述の私にとってメリットがなくなってしまったゴールドカード。切り替え時期や、引き落としの整理も含めて解約を考えなければなりません。
現在利用中のカードは、基本的にはカードの有効期限から逆算してそれまでに自動引き落としやカードでの支払いを止める必要があります。
カードの請求は大概1~2ヶ月後に来るため少なくとも2ヶ月以上前には行っておく必要があります。
いつ年会費が引き落とされるかについては、JCBの場合は以下のページが参考になります。
カード年会費振替月・適用期間早見表 | クレジットカードのお申し込みなら、JCBカードまた、特に年払いのものは気をつけなければならないですね。JCBの場合過去6ヶ月分しか明細が見れないので、忘れないように切り替えておかないといけません。
切り替え忘れた時の対応は各カード会社によって違うようですので、問い合わせしておきましょう。
後からカード会社から勝手に引き落とされたりする事が多いようです。
ポイントの清算
せっかくためたポイント、余すことなく使い切りたいですね。
ただし、あわててポイントを交換すると残った端数が交換しきれない事となります。
JCBの場合ポイントの交換は商品だと最低200ポイント、各種ポイントへの交換は最低500ポイント~となっています。
VISAの場合は200ポイント~といったように、余った端数ポイントは使えないので捨ててしまうことになりかねません。
これを回避するために、
- 請求がまったくなくなる月まで待ってからポイントを清算する。
これは2ヶ月先くらいまで請求予定がわかるので、これがなくなってからポイントを交換します。
そして端数まで使い切るため商品の交換ではなく各種ポイントへの交換(交換レートが高いものが良いでしょう)を選ぶ。
これは、最低XXポイント以上1ポイント単位で交換できるので、綺麗に交換できるからというのが理由です。 - JCBカードの場合(条件はあるが)OkiDokiポイントを合算できるので、新しいカードのポイントとあわせて交換を行う。
同一名義のカードであればOkiDokiポイントの合算ができるようです。一部の組み合わせで合算できないケースがあるようなので、あらかじめ問い合わせるのが吉。
休眠中(しばらく利用していないカード)の解約
利用してなくて、年会費がかかるカードは即解約します。
カードを整理して色々チェックしてみると、実は年会費払ってたなんてカードがあるかも知れません。
(実は私ありました....)
このときポイントが余ってないかどうかも確認してから、解約しましょう(まぁ、しばらく利用していなければポイント失効している可能性大ですが)
また、年会費無料のカードでも、しばらく使っていないカードは解約したほうが良いと思います。
海外旅行保険とかロードサービスとか特別な特典がある場合は別として、色々とリスクがあります。
- 紛失や盗難等の不正のリスクがある。
しばらく使っていないという事は、特にチェックしていないと言う事にもなります。 - 引越しや銀行の口座切り替えの時の手続きが面倒
単純に手間がかかるだけではなく、万が一引き落としの口座を解約してからカードの引き落としがあったりするとブラックリストに載ったりするかもしれませんし、引越しの際の住所変更漏れなどが重なると非常に危険。 - カードの限度額やキャッシング限度額がトータルで大きくなって審査ではじかれる場合がある。
どこまで本当かどうかはわかりませんが、無料だからといって何枚もカードを続けて申し込んだり、トータルで限度額が膨らんでしまうと審査に通らない場合があるようです。
次回は実践編です。
具体的に私の場合どうしたかを恥を忍んで暴露する予定です。